32人が本棚に入れています
本棚に追加
↓私の代わりに、よくわからない何かにモデルになってもらった。
字と絵のヘタ具合には、目をつぶって頂きたい。
お分かり頂けるだろうか。
普通、舌をべえっと出すと、なめらかなカーブを描く。
それがどうだ。
舌の縁がぐるりと半周、見事なまでに歯型の跡を残しているのだ。
まるで、型を押し付けた後の粘土のようである。
私の舌は縄文土器か。
もしくは、いちご用のギザギザスプーンにも近いかもしれない。
歯で噛んだというよりは、上下噛み締めた歯の隙間に舌が押し込まれてできたように見える。
「何これ」
なかなかに見た目が気持ち悪い。
いや……何これ。
何がどうなってどうしてこうなった?
こんな現象、初めて見聞きしたが……。
私は、何でも左に偏るくせがある。
立っている時も左足に重心が偏るし、咀嚼するときも意識しないと左ばかり使ってしまう。
舌の左だけが痛いのは、例によって何かしらの圧が左に偏ったせいだと思う。
痛みを感じる左側は、特に歯型がくっきりと残っている。
さて、問題はなぜこんな事態が起きたのかということだ。
原因を突き止めないことには、おそらくずっと治らない。
このままでは、せんべいを思いっきり食べることも、家で熱唱することもままならない。
何より、痛い。
最初のコメントを投稿しよう!