子供のころ妙に勘違いしていたあれこれ→Vol.2~童謡編~

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 1.アナグマに落っこちて  これは父から聞いた話で、自分では覚えていない。  幼稚園で覚えてきたのであろう歌を、ひたすら自宅でも歌って踊っていたとのこと。  多分、5~6歳だと思う。  余談だが、あれからウン十年経った今でも、家でやっていることはほとんど変わっていない。  有名な歌ではない(と思う)ので、正しい歌詞を書いておくと。  ♪1匹の、野ねずみが   あなぐらに、落っこちて   テッテテッテテレレ   大騒ぎ  おそらく、歌全体の一部だと思う。  まさか、これで終わりなんてことはないと思うが。  私はこの部分だけをエンドレスリピートしていたらしい。よほど気に入ったのか。  しかし、まだ小さく舌足らずな私(5~6歳)は、こう歌っていた。  ♪1匹の、野ねずみが   アナグマに、落っこちて   テッテテッテテレレ   大騒ぎ  そりゃそうだろう。  野ねずみがアナグマに落ちて来たら、そんなの事故だし大騒ぎにもなるだろう。  状況によっては、警察や消防も呼ぶ事態だ。  夕方5時のニュースのトップに流れるかもしれない。  少なくとも、テッテテッテテレレとか歌っている場合ではない。  しかし、この歌の全容もやや気になる。  1度気に入ると何度も同じものを繰り返す私の性格のせいで、一部分だけ切り取られてしまったこの歌、タイトルも忘れてしまった。  一体、野ねずみに何があったのか。  そして、大騒ぎののち事態は無事に収束したのか。  歌詞だけ入れて検索したら出るかな……なんて考えている熊野であった。
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