子供のころ妙に勘違いしていたあれこれ→Vol.2~童謡編~

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 3.鶴と亀がスベった  続いては、『かごめの唄』である。  これも有名な遊び唄である。  ♪かごめかごめ、かごのなかのとりは  いついつでやる  よあけのばんに  つるとかめがすべった  うしろのしょうめん、だあれ  幼少の私は、歌詞を誤解することなく、キチンと歌って遊んでいた。  それをおかしな方向に曲げてみたのは、中学生くらいの時である。 『鶴と亀が滑った』 『鶴と亀がスベった』  鶴と亀が漫才か何かをしていて、盛大に外してしまったシーンを思い浮かべた。  全く、中学生ってのはろくなことを考えない。  私に限っては今も変わらないけれど。  イメージとしてはこんな感じ。 b0986d92-13a1-4c97-953b-1036757eee86  舞台か、あるいはテレビの生中継か、この鶴と亀のコンビ、つるかめ長寿スターズは漫才をしている。いい感じにウケている。  これが、こうなる。 b524c333-54ff-405c-93c4-08639d5a268f  このコンビに一体何があったかはわからないが、とにかくスタジオの空気が変になってしまった。  鶴と亀がスベったのだ。  きっと、裏では制作担当ディレクターが真っ青になっているに違いない。おそらくこの後、無理やりCMに移行したのだろう。 ……ふう。  いや、何これ。
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