32人が本棚に入れています
本棚に追加
/153ページ
本当にワインに詳しい人なら、その違いもわかるのだろう。
しかし、所詮は熊野だ。
忘れたころにまた買って飲んでは、ああこれだこれ、美味しいなあ、で終わるのだ。それ以上もそれ以下もない。
どちらかというと、旬の食べ物に近い感覚かもしれない(確かに旬の飲み物ではあるが)。
私にとって、マロン系のスイーツとボジョレーと新米は同じ部類に属しているのだ。
毎年ワインを飲み、ボジョレーについて語るほどだから、相当オシャレにワインを楽しんでいるのではと思われたら、それは大きな間違いである。
大体、先に述べたボジョレー知識だって、今回の文章を書くにあたって、あわてて調べたくらいだ。
そんな具合だから、おつまみの選定もゆるい、ゆるい。
一般的に赤ワインに合うとされているのは、肉そのもの、ハムやソーセージなどの加工肉、チーズ、ナッツ類だろうか。
ここで大きな問題が生じる。
ボジョレー解禁の一報を聞くまで、私はこの週末は鍋を食べようと考えていたのである。
それも寄せ鍋だ。野菜と鶏肉を煮込んで、ポン酢で食べる。
ワインと鍋?
しかし、私の頭はもう鍋モードになっている。
切り替えポイントはとっくに過ぎた。どう考えても、このまま鍋のホームに入線するほかあるまい。
だが、せっかく買ったワインも開けたいのだ。
1週間また我慢するのも、悲しい。
結論。
鍋を食べた。ワインも飲んだ。
美味しかった。
以上。
いや、これこそ飲み食いがもたらす幸せだと思う。
好きなお酒を飲んで、食べたいものを食べたらいいのだ。
この酒には、このつまみじゃなきゃ、なんて言っている暇があったら、冷める前に早く食べちゃいなさい。
↓今年のボジョレー・ヌーボー。その後2本目を購入した。
↓煮込む前の鍋。ねぎ、白菜(カット野菜)、もやし、えのき、鶏肉、ほたて。
この後、ミニウインナーと豆腐を追加。
だしは、エバラのぷちっと鍋シリーズの寄せ鍋味。
味が薄ければ、めんつゆを少し足すといい。
美味しいのだが…野菜の水分とビールで、かなり胃が圧迫された。
この日の酒量。
ビール350ml缶×4本、ワインボトル1/3、ほろ酔い1本。
……苦しい。
最初のコメントを投稿しよう!