くまのほらあな

2代目ピンチハンガーと猫

　前回の話の続きである。

　結論から申し上げると、私は無事に新たなピンチハンガーを手に入れることができた。

　やったー。

　おかげさまで、私はタオルをいちいちハンガーにかけて干す生活から脱却し、悠々自適なピンチハンガーライフを送ることができている。

　で、何を買ったのかというと、こちら。

　ニトリの『らくらく時短！　簡単取り込みハンガー40ピンチ』。

　これに決めた理由はただ1つ。カーテンレールにかけられそうだから。

　本当はそこにかけなければいい気もするが……室内干しは必須だし、突っ張り棒をかけるにもエアコンが邪魔だ。
　全く、うちのマンションの他の住人はどうやって干してるのだろう？

　はてさて、そんなわけで。

　だがしかし、フレームも先代よりしっかりしていて頑丈そうだし、悪くはないんじゃないか。

　そんなわけでお買い上げ。
　お代、925円。税込み、1017円。まいどあり。

　帰宅後、さっそく使ってみた。
　窓枠にかけるフックを引っ張り出し、カーテンレールにかけてみる。

　おう、何か思ってたのと違うな。

　試行錯誤の末、こうなった。

　遮光カーテンの厚みと、フックとで絶妙なバランスを保っている。
　うん、これでよし。

　洗濯物を干しても、落ちない。
　よしよし。

　ちなみにこの商品、名前にある通りセールスポイントは取り外しが楽だということらしい。
　洗濯物を引っ張るだけで、簡単に外せますよ、というわけだ。

　だが私は、毎回チマチマ手で外している。
　1度試しに引っ張ってみたが、結構力を入れないと取れない。
　当たり前だ。少しの力で取れるようでは、ピンチの強度を疑ってしまう。

　いくらそういう仕様だとしても、毎日引っ張り続けたら、それなりに強度は落ちるだろう。
　そう思って、毎回チマチマ外している。
　ピンチも固くないし、手で十分だ。

　私は、せいぜいタオルくらいしか干さないので、これで事足りている。
　しかし、ズボンなどの重い衣類だと、もしかしたらピンチが重みに耐えられなくて、ずり落ちてしまうかもしれない。

　以上、ご報告終了。
　熊野はしばらく、これでいきます。

　次ページはおまけ。→→