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大学生
⑨去年の左足首ねんざに続き、翌年は右足首をねんざ。部活のみんなと、教室前の廊下で『あんたがたどこさ』をして遊んでいたら、勢い余ってすべり、壁に激突。
この件ばかりは、部活の先輩や同期らが目撃している、ということになる。
⑩さらに翌年、今度はサンダル(女性ものの、少し底の厚いタイプ)で走っていたら、また左足首をひねる。
さすがの熊野もうんざり。
この3度にわたるねんざのせいで、私の足首は人より少しふくれている。
⑪数度にわたる、財布と定期券の紛失。
カードの停止、警察への届けなど、やるべきことはもうこれで完璧に覚えた。
社会人
⑫何度かの自転車による転倒。
外回り中にパンプスが脱げて、ペダルが荒ぶり転倒。車道から歩道に乗り上げる際に、角度を間違えて失敗。転倒。
しかし、私以外に大人が自転車でこけているシーンを見たことがない。
うちの母をのぞいては。
⑬埼京線内にてスマホを紛失。後日、川越駅にて発見される。
⑭弟と車でバッティングセンターに遊びに行った際、何故かボールを右手人差し指にぶつけてしまう。
当時、弟は免許取りたての初心者だったので、私が痛みと格闘しながら運転して帰った。特に、ウィンカーを出すときが痛かった。
⑮交通系ICカードの残高が足りないゆえ、改札で引っかかる。
これは、私以外でもよくやると思うのだが、いかがだろうか?
⑯レジで会計をしようとかばんをあさった時点で、財布を忘れたことに気づく。
「すみません……やっぱり全部なしでお願いします……」
⑰春巻きをつくる。
具を全て作り終えたところで、肝心の春巻きの皮を買い忘れたことに気がつく。
⑱チーズやかまぼこなどを切る専用の、波型の包丁をご存知だろうか。私は朝、お弁当の卵焼きを切るのにこれを使っている。
ある朝、時間に追われていた私は、あわてて洗い物をしていた。
そして――右人差し指(またか!)を……やってしまったのだった。
ざっと挙げただけでもこれだ。
これだけ覚えている、ということは忘れていることがさらにあるわけで、そうなると一体どれだけやらかしているのか、考えるだけで頭をかかえてしまう。
ううん……よくここまで生きてこられたものだ。
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