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7.地球は誕生してから46億年、来年は47億年かと思っていた
これは小学校1、2年くらいだったかと思う。
テレビのドキュメンタリーを見たのか、家族で博物館にでも行ったのかは覚えていないが、当時の私は、地球が誕生してから46億年ということを知った。
そして、話をしていた父に向かって放ったひとこと。
「今、地球が46億歳ってことは、来年は47億歳だね」
「えっ!? 一気に1億年も経っちゃうの?」
そう父が返したのも無理はない。
「いやいや、1年じゃないよ、1億年だよ」
でもねえ、7歳くらいの子供に『億』って概念はまだなかったのよ。
46って数字を聞いたら次は47だと思うじゃない。
8.焼肉屋で出される牛タン1枚、あれが牛1頭の舌そのままかと思っていた
これはもう少し先、小学校3、4年くらいか。
あのスライスされた1枚が、牛1頭の舌かと思っていた。
多分、牛がいかに大きいか知らなかったからだと思う。
大体、人間の舌があれくらいのサイズではないか。
なので父から「これは牛の舌だよ」と教えてもらった時に、「そうか、舌を引っこ抜いているのか」と思ったのだ。
しかし、そうなるとあの1皿でいったい牛何頭が使われることになるのか。
全国の焼肉チェーン店に使われる牛の数……。
父も同じことを思ったのだろう、私がそれを口に出した途端、「そんなわけないじゃないか、そしたらこの1皿いくらになっちゃうのさ」とまくしたてた。
今ならわかる。気持ちはわかるが父よ。
10歳にもなってない子供に怒涛の勢いでツッコんではいけない。
私は私なりに恥をかいたような気分になったのだから。
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