リーシャのお仕置き。★

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リーシャのお仕置き。★

【ダーク視点】  ジークライン王子とリーシャが出掛けるという日、俺は後ろ髪引かれる思いで仕事に出掛けたが、部下たちに訓練をしていてもぼんやりとして、執務室に戻って決裁の書類を読んでサインをしなくてはならないのにずっと同じ文面を読んでいる。  バーンッ!、と乱暴に扉が開き、ヒューイが入ってきた。 「………まだコーヒーは淹れてないぞ」 「おら、コーヒーなんぞ俺が淹れてやるからキリキリ吐きやがれ!今日はおかしいぞお前?いつまで待っても書類は戻ってこねえしよお」  机の上には未決の急ぎの書類がいくつも乗ったままであった。 「ああ、すまん。すぐサインする」  慌てて書面を読み、サインをしていく俺を見ながら、ヒューイが棚からコーヒーを取り出しサイフォンにセットする。  とりあえず急ぎのモノを片付けたところで、いい香りが漂ってきて、ヒューイがマグに注いだコーヒーを机に置いた。  自分のもしっかり淹れてソファーに座る。 「なぁ………リーシャちゃんとなんかあったのか?昨日のパーティー、途中ですぐいなくなったからよ、………喧嘩でもしたのか?」 「喧嘩ではなくて…………」  俺は口ごもるが、結局ヒューイにはいつも全部話す事になる。 「………はあーん、ジークライン王子とねぇ………」 「いや、不敬罪にもなるような発言を街案内で許して頂けるのは、心から有り難いと思ってはいるんだ。だが、リーシャは人妻ではあってもあんなに若くて綺麗だし、性格も温和であたりも柔らかい。話題も豊富で飽きさせない。惚れない理由がない」 「ふーん、それで、下手したら離婚でも強制されて連れてかれるんじゃないかと?」 「………拒否出来る身分じゃない」 「へえ、じゃあそうなったらリーシャちゃんと離婚するのか?」 「絶対したくない。けど、逃げようにも子供たちもいるしな………」  それに、俺なんかより身分も高いし好きなだけ贅沢も出来る。その上、歳もほぼ同世代だ。  顔は本来なら俺よりマシなレベルの不細工だが、リーシャ的にはイケメンだろうし、あの王子は性格もそんな悪い感じではなかった。  こんな武骨なオッサンよりはよほどリーシャに相応しい気がして、気が沈むのだ。  リーシャも、もしかしたら心が揺れてしまうかも知れない、などと悪い方悪い方へと考えてしまうのだ。 「………結構深刻に考えてしまう訳だな、ダークとしては。  リーシャちゃんに限っては、そりゃねえと思うけどなー」 「そう、だと思うが心配なものは心配なんだ」 「………リーシャちゃんの行動予定は分かってんのか?」 「ああ、ルーシーがスケジュール組んで渡したのを俺も控えとして貰ったからな」 「だから余計気になるんだろ。  ………分かったよ行ってこいよ」 「は?」 「いやだからよ、気になって仕事も手につかないようなオッサンに居られても困るから、夕方まで外で休憩してこい。俺が理由は適当に見繕っとくから」 「っ!済まない、恩に着る!」  俺は立ち上がり、時計を見た。  1時前か………美術館かマンガカフェ辺りで見つかるかも知れない。 「ああ、土産はなんかお菓子頼むな。コーヒーのお供にさ」 「分かった!」  俺は執務室を飛び出した。  美術館から出てきた二人を見つけたのはラッキーだった。  公園では既にリーシャ達の姿はなく、やはりもう美術館かマンガカフェかと思い、美術館に入ろうとしてチケットを購入しようとしていた時にリーシャの声が聞こえたのだ。  慌てて背中を向け壁際にある観葉植物の陰に潜んだ。 「あの画家は、結構赤をよく使うんですが、それがどぎつくならない所が良いんですよ」 「そうですね。でも僕は×××のホッとするようなのどかな風景も好きですねぇ」  ジークライン王子と穏やかに話をしながら歩いていくリーシャ。  おい距離が近い。もっと離れろ。  イライラしながら少し離れて後ろを歩く。  マンガカフェに入っていく二人について行きたいのは山々だったが、あそこは通路が狭いので危険だった。  仕方なく表で出てくるのを待つ。  30分ほどで出てきたリーシャ達は、中央通りにあるクレープ屋でクレープを美味しそうに食べていた。  まるで恋人同士のようで胃が痛む。  そしてそんな様子をただコソコソ窺ってる自分にもかなり嫌気が差してきた。 「っ!!」  何か話していたと思ったら、耳元で何かジークライン王子が囁いており、リーシャが少し顔を赤くした。  何を言われたのか猛烈に気になる。  一人悶々としていると、立ち上がった二人は馬車の停車場の方へ向かって歩いてゆき、スイーツの店で買い物をしてそのまま馬車で帰って行った。  俺もヒューイに頼まれていたのを思い出し、同じ店でクッキーの詰め合わせを買い、詰所に戻ることにした。  何だか気持ちだけが浮き沈みしてるようで、どっと疲れたが、特にいかがわしい雰囲気はなかったので安心もしていた。 ◇  ◇  ◇ 「お帰りなさいダーク」  残っていた書類を片付けて夜屋敷に戻ってきた俺は、いつもと違う雰囲気を感じたような気がした。 「どうかしたか、リーシャ?」 「ん?いいえ何も。食事にする?」 「ああ」  気のせいだったかといつも通りに食事をし、風呂に入って寝室に入ると、いつもならまだマンガの仕事が終わってない筈なのに、リーシャがナイトガウンでベッドに腰かけて俺を手招きした。 「………どうした?」 「ダーク、ちょっと座って貰える?」  あ、ご機嫌が悪そうだと瞬時に察した俺は、反射的に床に正座する。  しかし最近何かやっただろうか? 「………今日は、仕事もしないで街で何をしていたのかしらダーリン?」  ………バレてる。何故だ。 「いや、あの………」 「私とジークライン王子の後を尾けていたみたいだけど?」 「済まない!」  速攻で土下座をする。 「どうしても気になってしまって、ヒューイに休憩をもらってつい様子を」  リーシャはふぅん、と言うと俺の顎をくいっと持ち上げ、 「それで?私が浮気でもしてるんじゃないかと思ってたの?よっぽど日頃から信用されてないのかしらね」 「違う!リーシャに王子が悪さするんじゃないかって、心配で………それに絶対ヤツはリーシャに惚れてるし、権力を使ってどうにかされたらと思うと不安で………」  俺は必死に言い募る。 「あー、確かに政略ですかとか、無理矢理脅されて結婚したのでは、みたいな事は言われたわね」 「やっぱり!クソあの野郎………」  王子だという事を忘れてつい罵りの声が出てしまう。 「でも、幸せだし私の方が好きになって無理やりダークに迫ったんですと打ち明けたわよ?  ジークライン様もちゃんと理解してくれたし、ダークが心配するようなことは何にもなかったわ」 「そう、か………」  安堵の息をついていた俺に、 「安心するのは早いんじゃないかしら。  ダークは私の事を信用しなかったのよ?愛情と貞操観念を疑われてた訳よね。傷つくし腹立つわぁ」  とリーシャが溜め息をついた。 「悪かった!俺が自信がないばかりにどうしてもどこか不安感が拭えなくて………リーシャを傷つけるつもりも怒らせるつもりもなかったんだ!何でもするから許してくれ」  どうしようどうしよう。  俺の不愉快な行動のせいで滅多に怒らないリーシャを怒らせてしまった。  何とか許して貰わないと。 「何でもする?本当に?」 「ああ勿論だ!殴っても構わない」 「やあね殴らないわよ、私の手が痛みそうだし。………じゃ、裸になってくれる?」 「………分かった」  ムチで叩かれたりとかするのだろうか。殴るよりは確かに楽だろう。  俺は素直にガウンも下着も脱いだ。 「目を瞑ってベッドに横になって」  言われた通りにすると、俺の両手首に何か金属の感触が触れる。  え、と思っていると、足首にも布で縛られ、ベッドの柱に固定される。 「………リーシャ?」 「目を開けてもいいわよ」  手首を見ると、手錠がついて足と同じようにベッドの柱に繋がっていた。  状況が解らずにリーシャを見ると、彼女もガウンを脱いでおり、真っ赤な扇情的なブラとパンティをつけただけの状態だった。ヤバいと急いで目を逸らしたが遅かった。 「………あら、妻の下着姿ぐらいで直ぐにムスコが勃つの?いやらしいわねダーリン」  下着姿じゃなくても勃つのに無理だろうと言いたかったが、その後のリーシャの台詞に呆然となった。 「今夜は私の愛情を疑わなくなるように、お仕置きとして好きなように弄ばれてちょうだい」  背中をゾワゾワとした官能的なものが駆け抜けた。  それは、………お仕置きではなくご褒美だ。  でもリーシャがそう思ってるのなら絶対に言わない。少しは嫌がる振りもした方がいいだろうか。  脳内を色んな事がよぎり、リーシャの行動の把握が遅れた。  リーシャは、俺の額の髪をかきあげると、舌を這わせてくまなく舐めた。 「ここは、私のもの」  頬も瞼も鼻も唇も、耳朶も首筋も舐め上げて、耳元で 「ここも私のもの」  と囁く。なんてエロいんだ。  ゾクゾクが止まらない。  ここも、ここも、と言いながら、手足や胸、腹までくまなく舐めている。  もう止めて欲しい。いや止めないで欲しい。  手錠がベッドから一度外され、うつ伏せで固定されると、背中から尻まで全て舐められた。  また仰向けに固定された時には、歓喜で身体中に震えが来ていたが、リーシャは、 「そんなに怖がらなくても痛いことはしないわよ?安心して」  と勘違いしていたので否定しないでおいた。だが、肝心の一ヶ所だけは全く触れてこない。ムスコである。  もう先走りが垂れまくり痛いほど反り返っている。ツラい。 「リーシャ………」  俺は目で訴える。 「あら、忘れてたわね。ここも勿論、私のものよ」 「っっ!!」  雁の部分をチロチロと舐め、先端から流れる先走りを吸うように舐められると思わず腰が動いてしまう。  竿の部分まで舌を這わせると、柔らかな口でくわえる。しかし大きすぎるのか半分も入らない。  リーシャが、小さな手でムスコを扱きながら先端を舌で刺激を与えてくるという刺激的なシーンを眼前にされては俺の我慢も限界だ。 「ああリーシャ、ダメだ!イくっ!」  リーシャの口内に思いっきり白濁を放出させてしまった。 「飲まないですぐティッシュに吐き出せ………ああもう何で飲むんだリーシャッ」 「これも、私のものだから」  口から溢れたモノまで指ですくって舐めたリーシャは、 「はい、お仕置き完了。恥ずかしかったでしょう?だからもう変に疑うのは止めてね」  と手錠を外し、足首のスカーフのような布を外してくれた。 「さてと、私も汚れちゃったし、お風呂入って少し仕事を………ひゃぅっ」  立ち上がったリーシャを引き寄せて、俺は手錠を素早くつけ、ベッドにうつ伏せに固定した。 「リーシャがやってくれたように、お詫びに俺もやりたい」  お詫びじゃないけどな。 「ちょっと、いいんだって私は、っんっ」 「この首も背中も俺のもの」  舌が這い回り、リーシャが変な声を上げる。 「なんで私がお仕置きな、の、ひゃんっ」 「俺のはお仕置きじゃなくてマーキングだから。他の男には絶対に渡さない」 「あの、元々渡るつもりも、ないの、だ、けどっ………」 「俺の反省と誓いだから受け取ってくれ」  仰向けにひっくり返して、指を舐めながら言う。 「ダメか?」  リーシャは俺のお願いに結構弱い。  じっと見つめると、 「こ、今回だけだからね」  と顔を赤くした。いちいちクソ可愛いなうちの奥さん。 「………おう」  全身くまなく舐めた後に、俺の暴れるムスコに蜜壺の内部まで突かれ、こねくり回された挙げ句に、また最奥に白濁をぶちまけたのに、抜かないままゆっくりと動かしてるうちにまた元気になってしまったので、延長戦に入ってしまい、どちらがお仕置きだかよく分からない事になってしまったが、これも妻への愛ゆえである。
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