第3話生き残り

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 レイは途方にくれながら、  この子はよくなくのだなぁと思っていた。   まぁよくなく子は育つというが、あれだろうか?  まぁ気にせずなかせ続けていると、  まわりに人間らしき兵士が10名ほど集まっておりまして。 「きゃああ、兵士だわ」 「きゃああ、兵士だわじゃねーよお前が泣いてたからまたあつまってって、またなくなよ」  俺は基本殺し合いなんてしたことがありません、  いま俺にあるのは【超能力】というスキルだけである。  その超能力というスキルはどこまで使えるのか?  あと使用しすぎると、結構な頭痛になるので、  あまり使いすぎたくはない。  そして兵士たちが10名がちかづいてくる。  それぞれが武器であるロングソードを握り締めている。  あと丸っこい盾を構えている。  衣服はどうやらデルモード王国のものらしい。 「我らはこの元魔王の王国を管理するものたちだ。そこの獣人をあけわたすなら、人間のお前を見逃してやろう」 「あーすんませんねぇ」  俺は頭をぽりぽりとかく、  ちなみに最近風呂にはいっていないので、ふけがぽろぽろとこぼれてくる。   「じゃメイちゃんちょっと目をつぶっててくれる? 女性に俺の戦いを見せたくないんだ」 「はいです」  俺は歩き出す。  まずは右手を上に突き出してダンスっぽくする。
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