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レイは途方にくれながら、
この子はよくなくのだなぁと思っていた。
まぁよくなく子は育つというが、あれだろうか?
まぁ気にせずなかせ続けていると、
まわりに人間らしき兵士が10名ほど集まっておりまして。
「きゃああ、兵士だわ」
「きゃああ、兵士だわじゃねーよお前が泣いてたからまたあつまってって、またなくなよ」
俺は基本殺し合いなんてしたことがありません、
いま俺にあるのは【超能力】というスキルだけである。
その超能力というスキルはどこまで使えるのか?
あと使用しすぎると、結構な頭痛になるので、
あまり使いすぎたくはない。
そして兵士たちが10名がちかづいてくる。
それぞれが武器であるロングソードを握り締めている。
あと丸っこい盾を構えている。
衣服はどうやらデルモード王国のものらしい。
「我らはこの元魔王の王国を管理するものたちだ。そこの獣人をあけわたすなら、人間のお前を見逃してやろう」
「あーすんませんねぇ」
俺は頭をぽりぽりとかく、
ちなみに最近風呂にはいっていないので、ふけがぽろぽろとこぼれてくる。
「じゃメイちゃんちょっと目をつぶっててくれる? 女性に俺の戦いを見せたくないんだ」
「はいです」
俺は歩き出す。
まずは右手を上に突き出してダンスっぽくする。
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