第2話勇者VS兵士、出会い

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 なにがでるかなぁとかという楽しみは無い、  この卵の中にどんなモンスターがいるか、  それを理解しているのはきっとレイくらいのもので、  レイはスライムの卵を創造したのであった。  たしか、創造卵の書には卵は食事をするということが描かれていた。  この滅びた魔王の国に、食べ物があるとは思えない、  とりあえず外に出ると、  探索をはじめることとする。  本当にたくさんの廃墟だらけだった。  ここが遥か昔魔王と人間が共存を決めた国だったはず。    それから人間は魔王の王国からでていき、独立をはじめ、  魔王と勇者の戦争が始まったということだ。     それから人間側の勝利に終わり、  モンスターたちは滅びの道と奴隷の道をたどったのだという。  それが女神に見せられたヴィジョン的なものだった。  レイはこの滅亡した魔王の国を見ていろいろとおもうことがあった。  それは現代人類が築きあげた差別問題だ。  遥か昔黒人を差別した白人の例もある。  だが人の中には勇者みたいな人がいて、   差別問題を解決したり、  地域によってはまだ解決していない場所や、  いろいろなおもいこみの部分があるだろう。  この異世界では、それが人間とモンスターという差別だったのかもしれないし、  女神様がいうにはモンスターだけが一概にも悪いとはいえないのだろう、  そのためのモンスターの王国を築いてくれと頼んできた、  きっと人間とモンスターの平和的な国を目指してくれという、 
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