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第1話義務放棄
時の流れがとまったら、
きっと人間の人生は永遠に止まり続けているのだろうか?
そのようなことばかり考えていた時期が本当に馬鹿らしく感じる零『れい』であった。
いつもいつも同じことの考えは途中で終わるものなのだろうか?
それはわからないが、
それでもレイは。
「女たらしをやめることができない」
と呟いてみたりする。レイにとって女性とは生きる糧のようなものだ。
たくさんの女性を口説いて、
女性の心の隅っこに侵入して、
肉体関係もお金の関係も、そして危険な取引の関係も、
あらゆることをしてきた。
それでもレイは女性を大事にするという気持ちにおいては、
この日本という大陸の国の中でナンバーワンだとおもわれる。
今日も街にいって女性をたらしこもうとしていた。
そんな当たり前な日々、
母さんと父さんとはずっと会っていない、
今年で25歳になるレイは人生をどうやって過ごしていけばいいかを考えさせられている。
それが終わりの人生なのか、
それとも始まりの人生なのか、
そういったことを考えるようになる。
なぜかレイが街の中を歩いていると、
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