50人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
第3話生き残り
狸獣人のメイギンとであった。
きっとこれは運命の出会い、
おそらく夜になるといろいろなオトナな関係になれるだろうって、
そんなことを考えている場合ではないと、
自分を戒める。
この世界には避妊具がない、
それはつまり、間違いが生じたら、
俺の周りには勇者のお子さんが大量生産されることになる。
本当に愛している人だけを俺は心から愛そうとおもう、
きっと世界中の女性が愛せるだろう、いかんそういうのは駄目だ。
せめて100又で勘弁してくれないだろうか。
とか考えていたら、いつの間にか狸獣人のメイちゃんは元気になってこちらをしたから目線で見ている。彼女はどうやら背丈が小さいようだ。
その上からみると、
胸にまきつけたさらしのようなうえから胸が丸見えで、
以外と着やせするほうなのだろうと、いかん、まだ高校生くらいの獣人に欲情してはいかんぞおおおお。
とレイが1人でもんもんとしていると。
「じつは狸獣人の生き残りはこの私だけです。他にも生き残りはいるのでしょうけど、きっとそれぞれ新しい集落をつくっているのでしょうね、でも私は魔王さまのことを忘れることができないのです。魔王様は女性の方で、私たちを見守ってくれました。いろいろな道を提供してくれました。思い出すと、ひっぐひっぐ」
とまたもや女性の特権として狸獣人は泣き出したのであった。
それはそれは盛大に泣き出したのであった。
最初のコメントを投稿しよう!