小説①

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小説①

 白いベッドに、朝日がカーテンから静かにさして明るくなった事を告げた。 僕は、自分の部屋のベッドの中にいたはずが・・・  《ん!?ここは?》 自分のベッドのはずが、カラーがなく白一色の中にいた。 広いベッドは、大人ふたり寄り添って眠るのに十分な大きさだった。 白いベッドに肌の・・・  《ん?誰!?》  「よく眠れたかしら。」  「わぁ~」 驚き僕は、ベッドから落ちた。  「クスクス🎶」  「いってぇ~」 何も身につけてなく、生まれたままの姿に焦り、話す声もトーンもかなり笑える・・・  「あのぉ~なんだぁ~」  「うふッ・ウフフ。」 キョロキョロしながら自分の着ていた服をさがした。 Tシャツにジーパン、靴下・・・ 肝心な物がない!  「はい。」 横にいる女性が、僕の物を親指と人差し指で軽くつまみ僕に見せた。 僕は頭を軽く下げ、手を伸ばし取ろうとすると、女性は手首のスナップをきかせ、向こうへ飛ばした。
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