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「なんだ!?今さら・・・」
「着替えるわ。」
小百合は立って、奥の部屋へ・・・
追いかけ、正信が腕をつかみ席に座らせた。
「座ってろ、食事中だ。それともふたりで奥にいくのか?」
小百合は渋々、パンや卵、サラダを口に押し込んで・・・
「ごほっゴホ。」
正信はグラスに水を注ぎ、小百合の前へ。
「あわてるな、ほら。」
「ゴホッ・・ありがと。」
小百合を見つめながら正信は、昔を小百合の向こうをみて思い出していた。
小百合の髪の香や、下唇の柔い感じに顔全体を覆う熟れた胸。
君の汗の香りに狂いそのままベッドに押しつけ、滴る蜜に顔をうずめいた。
君の肌が桃のように淡い赤にかわる頃には、ふたりして夜通し抱きしめ合っていた日々。
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