金の🥚

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 3人も揃うとボリュームが大でインパクトがあり、うなずきそうになった。 あーだこーだで2時間がたった。  「今日は、おれが・・・」 翼が手を軽く挙げ皆の分も支払った。 帰り際に隼輔に昌樹、それに翼まで口を揃え  『せ~の。また書けよ。』 と言って俺に手を振り帰っていった。 家につくと落ち着かない俺は、机に向かい椅子に座った。 ペンたてから手に取り口と鼻でペンを挟んでしばらく考えていた。 いつもなら、椅子の揺れた音が耳障りで、すぐソファーに横になるところが、頭をフル回転して妄想していた。 ーーー-ー-ー-―ー     ー-ー-ー-―ーー-―          ー-ー-―ー-ー-―ー 朝日がカーテンの隙間から目にあたる。 俺は、朝まで気付かずに考えていた。 時計を見ると・・・  《あぁ~ヤバっ。》 俺は、慌てて朝飯もとらず会社に急いだ。  「おはようございます。」  「お~おはよう。」   -ーー-ー-―ーー-ー-    -ーーー-ー-―ー-ー-ー-― 時計がお昼をさしている。 俺の会社は、有難いことに食堂がある。 いちいち外に行かなくても昼食に有りつく事ができる。  「少しオマケ。」  「ありがとうございます。」  「午後も外?」  「はい。」  「しっかり食べて頑張りな。」 食事を済ませた後、あまった時間はメモ用紙に気になるフレーズを書くようになった。 外回りの合間にも時間があればよくメモを取る。 仕事用のメモに関係ない言葉があちこちにチラホラ見え隠れしてとてもユニークなメモになっている。 同僚には見せられないなぁと思いながら少しの間1・2ページめくった。 使えそうなフレーズをペンで二重○に、目にとまるように印をつけた。 今日1日の仕事も終わり・・・ 残業の話、つまりお得意様との飲みの席の確保と同行する者を課長が募る。 早く帰りたい俺は、回ってくるなと念を送った。  「(りう)どうだ。」  「え~私ですか?」  《あ~あ祈りも念もやっぱダメかぁ。》  「あと2・3人はいるな、龍と竹崎に滝藤でいい。」  「あの、課長。」  「解散。残業ないなら早く帰れよ~」  《何でぇ!?》
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