青葉

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腕をくみ椅子にもたれ、ゆらゆらしながらため息まじりの思いだけが先走る。 妄想も気持ちが剥がれて中心(しん)がない。 俺は、頭を休めるためスタスタと一直線、冷蔵庫のドアを開けた。  「プッシュ」 ビールで気持ちをあげながら手にペンをのせ紙に黒字を走らせる。  《恋って、愛ってどう表現する?》    「う~ん。」  《気持ちをこめた愛かぁ~》 俺に愛しい人が、いないのがいけないのか、それとも、無謀なジャンルなのか・・・ と考えながら笑みが顔をだしてきた。   《俺の告白を紙に・・・気持ちを伝えるとしたら・・・》  「おぉ~なんかいい。」 紙に黒字がスス~と増えていく。
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