一行の謎

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 清盛神社は西松原の西端近くにあった。小さな屋根の付いた柵に囲まれた檜皮葺のお社だ。神社の前に木の立札があり、清盛神社の名前とご由緒が書かれていた。そこには昭和二十九年創建とあった。ここが二番目の目的地で間違いなかった。  辺りを見回すと、立札の根元にあのスライムみたいな形の球体が置いてあった。拾い上げて中を開ける。同じように折りたたんだ紙片が入っていた。  広げると、そこにはただ一文字、鬼の一画目、角みたいな部分が無い文字?が書いてあった。こうして次の謎解きが始まったのだ。 。
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