3月4日

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3月4日

 観音様、今日こそいいところに巡り合えますように、お力をお貸しくださいね。  落ち込んではいられません。更新が無い事がわかれば、次に行くしかないのです。私はまたパートバンクに行きました。お昼ご飯を5分で済ませてです。昼休みしか、チャンスはありません。昨日おとといは、ピンとくるものがありませんでした。   パソコンの画面を食い入るように見ていました。その中で、学校の図書室で本の整理をしたり、子どもたちの読書を手助けする仕事を見つけました。  でもそれは大卒で、教員か司書の資格があれば望ましいとあります。おもしろそうだと思ったけれど、そんな資格は持っていません。ため息をつきました。   仕方がないと、他の仕事のカードをあたりました。でも何件か見ていても、先ほどの仕事程、惹かれるものがありません。   いちかばちか、言ってみてもいいですか。きっとこれが、私らしくいられる仕事です。だめだと言われたら、他を探せばいいですよね。ここで諦めてはいけない。そう思いませんか。 「私、こんな資格は無いんですけど、どうしてもこの仕事がしたいんです。だめでしょうか」  私は担当の柴山さんに、詰め寄りました。  柴山さんは、一瞬気圧されたようでしたけど、眼鏡をきちんとかけ直しました。 「こういう仕事は、経験がものを言いますからね。面接でもそうアピールしてください」  柴山さんは手続きをしてくれました。面接の段取りができました。   昼休みが終わりそうです。急いで戻ります。  さっきは、私に勇気をくださってありがとうございました。  
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