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「あそこは僕の仕事部屋だ。思索に浸かったり構想を練ったりする場所。気に入ったカフェがないし、よそのカフェに行くのは面倒だし、だったら仕事場兼ギャラリー兼カフェを作ってしまおうと思ってここを作った」
―――― なんという贅沢。
「というかさ。お前、甥にこの店の経営を心配されているぞ」
「心配無用。加瀬の淹れるコーヒーが絶品だから、お客さんは来る」
「そうなんですか。でもあんなこといって、大丈夫なんですか?」
「大丈夫とは?」
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