あのころ

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いつしか、ユウヤの口から夢の話を聞くことが少なくなっていた。壁にぶつかっているのは分かっていた。そしてそれを一人で乗り越えたいと思っていることも。 私は手助けがしたかったけど、何をしたらいいのか分からなかった。話を聞くくらいは出来た気がするけど、話したくなさそうなのに無理に聞き出すのも違う気がして。 相変わらず私はソファに座って、ユウヤはそこに寄りかかってはいたけれど。 二人の間には隙間が出来始めていた。その隙間は、いつの間にか抱き合っても埋まらなくなっていた。
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