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やがて、佑樹も絶頂に近づいてきたのか、さらに動きが激しくなっていく。
「お願い、そのまま……そのまま来て」
香代子の口から、自然と言葉が飛び出す。そして、佑樹はそのまま香代子の中で果てる。香代子の中で、佑樹が激しく脈打つ。香代子の下腹部に、柔らかな温かさが広がる。
佑樹は動きを止め、香代子に覆い被さる。佑樹はそのまま香代子の上で、乱れた呼吸を整える。
「町村くん……」
香代子は呼びかけ、佑樹を抱きしめる。すると佑樹は、再びゆっくりと身体を動かし始める。
「えっ……町村くん……ちょっと待って……あっ……」
最初はゆっくりと、そして、だんだん佑樹の動きが激しくなっていく。香代子の全身に、再び快楽の波が怒濤のように押し寄せる。
体位を変えながら、2人は絡まりあう。ようやく戻りかけていた香代子の思考回路も、またストップしてしまう。快楽が2人から理性を完全に奪い去る。
香代子は何度も絶頂に達し、佑樹は何度も香代子の中で果てる。そうやって、2人は朝まで、獣のように絡まり続け、ただ欲するままに快楽を求め続けた。
夜が明けて、新しい1日がやってきた頃、2人はようやく眠りに落ちる。それは、深い眠りだった。2人が目覚めたときには、もう、西の空に太陽がずいぶん傾いていた。
時刻は午後6時。2人は裸のまま、並んでベッドに横たわっている。香代子はゆっくりと身体を起こし、ベッドから降りる。そして、床に散らばった服を拾い、身につける。
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