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< ガルファン視点 >
甘い香り、甘い嬌声、甘い肢体。
鼻先も頭の中も心ん中も全部全部全部、ユーリに埋め尽くされて蕩けてしまいそうだ。
肌を擦り合わせるだけでも満たされていた。
笑顔を見るだけでも幸せになるのに、こんな風にユーリと交われる日が来るなんて!
初めて見た瞬間から愛し合いたいと思い、願って願って願って止まなかった現実を手にした僕は、もうもうもう至福の境地で夢中になってユーリの甘い肢体を舐め回す。
はああぁぁ……頭パーンどころじゃないよ。
こんなにも僕の舌に素直に反応する可愛いユーリの表情や身体を、一瞬だって見逃してなるものか。
僕は間違えない。君のイイとこは全部知りたいんだ。
だからさ、ねぇ、教えてよ。
どこが気持ちいい?
ここ? ……それとも、こっち?
人間の身体は竜と違って柔らか過ぎるから、牙で傷付けないように慎重に進めないといけない。
弾けてしまいそうな理性を必死で繋ぎ止め、反応の良かった箇所を丁寧に丁寧に時間をかけて溶かしていく。
纏わり付く匂いが強さを増す。
刺激すればするほどそれは迸り、僕の脳髄に、本能に訴えかける。
早く繋がりたい!!
痛いほど立ち上がったモノが主張するのを押し殺し、逸る気持ちを抑え、強烈な誘惑の泉が流れ出る場所に舌先を這わした。
「あああっ! ガルファっ……っ!」
一際大きな嬌声を上げ、反り返りしなる身体が震え出す。力の入った太ももをしっかりと両脚に挟み込み、過ぎる快楽から逃げようとするのを阻止しつつ、溢れ出す甘露にむしゃぶりついた。
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