ひと冬の甘い罠

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「いや、他にも誰かいたような……、ハッ!? ままままさか!?」  もふい巻き毛が、いたずらっぽいまなざしが、ルカスの脳裏をよぎった。  12闘士の一人・エル。  アロイヴの親友が、なぜか混じっていなかったか!? 「全員男で……3Pとか……ッ!」  ルカスは両手で顔を覆うと、ぶんぶん首を振った。  そんな! 女性経験だって、まだそんなに豊富じゃないのに!  しかもそのうちの一人は、敵であるはずの12闘士なのだ。  これがバレて広まると、確実に失脚だ。
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