588人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
＊人物紹介＊
※人物紹介はネタバレを含みます故、お好みでない方はご遠慮下さいまし。
■神尾 陸
一人称・僕
身長160センチ。小柄。
十八歳。
亜麻色の柔らかい髪。亜麻色の大きな瞳。色白。華奢。思いやりのある優しい子。よく女の子と間違われる。
ガチガチの貞操観念。健気。尽くすタイプ。自分の命の価値は低め。料理が得意。祖母のみつさんに仕込まれて女子力高め。
予言の刻に生まれた神に魅入られた『桜の神子』
十八歳になると迎えが来ると言われていた。神尾神社の祖父母の元で育った。
シロ（狼の方）が大好き。十五年間いつも一緒に寝ていたので一人で眠れない。シロ廃。
人には見えないモノを視、聞こえないモノが聴こえる。
『桜の神子を喰らわば百年長生きし、精を喰らわば若返り、嫁に貰わば一族は千年栄える』と言われているため、あやかしたちに狙われる。
『孕ませると一族は千年栄える』『体液であやかしの妖力が回復する』ため、常に貞操の危機☆
■士狼
一人称・俺。
桜神界の四妖の一妖。犬神。大口真神（大神）。
身長183センチ。
桜神界では人型。切れ長の銀の瞳とふわりとした白い長髪。ケモミミとフサフサのシッポあり。
低くて艶やかな美声。左肩から脇腹にかけて呪縛の紋様がある。凄惨な過去があるようだが詳細は不明。
桜神である『桜の爺さん』に直接会えるのは士狼だけ。桜神の御使いであり白狼族の最後の生き残り。
三歳の陸と出逢い嫁に貰う『約束』をする。
人の世では『シロ』と呼ばれ、白い狼の姿で十五年間陸の側で護り続けてきた。
陸、至高主義。超溺愛。嫉妬深い。絶倫。
■鴉
一人称・俺
身長187センチ。
桜神界の四妖の一妖。
鴉天狗。あやかし。士狼の屋敷にいる古くからの仲間。
鴉の濡れ羽色を連想させるような見事な黒髪と青味がかった黒い眼。
大きな両翼は青や緑などの光沢を帯びた艶やかな黒。
イケボ。細マッチョ。ハイカラな袴姿。
カラスなのでキラキラしたものが好き。人の物でも掠め取って宝物を集めたい性質を持つため、陸に度々ちょっかいをかける。悪そうなイケメン。割と横文字を使う。チャラい。巨乳好き。
■ユキ
一人称・あたし
身長140センチ。三百歳を超えている。
雪女。あやかし。士狼の屋敷にいる古くからの仲間。
鈴を転がすようなカワイイ声。
氷菓子のような肩までの髪。水色の大きな瞳のカワイイ子。
氷の結晶が舞っている。水浅葱色の着物を着ていてふわっと飛んだり出来る。
陸がお気に入り。
三歳の時の陸を初めて桜神界に招き入れたのはこのあやかし。
■ぶん太
一人称・私
茶釜から頭と手足を生やした二頭身の豆ダヌキ。茶色にシマシマの大きなシッポ。
分福茶釜。
『なんですとぉ――!?』が口癖の士狼のお付き。テンションが上がると日の丸の扇子を出す。おはぎは粒あん派。
短時間なら人型になれる程度の妖力を持つ妖狸。イケメンらしい。
■ゴン
一人称・オレ
頭に欠けた緑の葉っぱをのせた二頭身の着物を着たキツネ。
士狼のお付きの座を狙っていていつもぶん太に嫌がらせをしにくる。
おはぎはこし餡派だが、好物はいなり寿司。
短時間なら人型になれる程度の妖力を持つ妖狐。イケメンらしい。
■苔玉
小さいモノから巨大なモノまで、廊下や庭先をよくキャハハハと楽しそうに転がっている緑色の丸いモケモケ。
避ければ害はないがよく陸は追いかけられる。
■河童
士狼の中庭のこぢんまりした池がお気に入り。気の弱い無口な子。
困っているひとにかじりかけのキュウリを差し出す。
■一寸爺ちゃん（と陸は呼んでいる）
一人称・ワシ
一寸法師のようにお椀に乗っていたりする。陸とどんな怪我もたちまち治るという『桜の湯』で出逢ったちっさいお爺ちゃん。
烏帽子を被り、お内裏様のような衣装を着ている。白くて長いおヒゲを赤いリボンで結んでいる。
自称『なんでも知っている爺ちゃん』だがその正体は……。
■宗一郎
一人称・私
陸の祖父。陸の育ての親。
神尾神社の宮司。標準語。クール。
神尾家の屋敷に結界を張って幼い陸を護ってきた。五十代後半のイケオジ。
■みつ
一人称・あたし
陸の祖母。陸の育ての親。京都なまりの美人さん。宗一郎の押しかけ女房。
陸を生贄で終わらせないために、男の子でも神様に見初めて貰えるように美意識高く育てた。
結構ぶっ飛んでいる。三年前に癌で亡くなった。
最初のコメントを投稿しよう！