ずっと、僕に

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ずっと、僕に

最近、よく考えてしまうようになった 自分が病み期ということもないことはないけど ひよは、私のこと、 本当に好きなのかな 多分ひよりがいなかったら 今ごろ私はこの世にいない たまに本当に寂しい時にくれるひよりの優しい 温かい言葉だけ この傷を治してくれるようだった 凄く感謝してる。 だから また、優しくしてくれるって思った ちょっと、疲れた 苦しいから 助けて そう思って でも ちょっと成長したくて いつもみたいに泣かなかった頑張ったよ ひよに迷惑かけないように あんまりわがまま言わなかった 頑張った よ でも でも いつもの反応とは違った 温かい目じゃない 冷たい、目だ 優しく、ない   ? 私、は、 ひよりの邪魔だった ああ ついに ひよりにまで 嫌われてしまったの、? もう 嫌い、 めんどくさい? 嫌 嫌 嫌だよ 終わらせない ひよりは 私のものだから 少し深く切った ひよがまた 私にかまってくれる かまって よしよしって 私をみて ほら こんなに 黒い  血だらけ ねえなんで なんでこっちむいてくれないの けーたいみてないで だいじょうぶって さみしくないよって ひよがいるからって いってよ…っ、 さみしいよ かまって やさしくして なかせて あったかいのがほしい いたい いだいよ あとさんじゅっせんち さんじゅっせんち さんじゅっせんちへ 手を伸ばせない とどく とどくのに とどかない 涙が落ちた 無表情のなみだ 気付いて 気づいて …きづいて ひよりにみせるためにやったうで 血はぼたぼた落ちるだけ いたいはずなのに 痛くない 服にいっぱいついてる なみだとちできたないや なみだは出るのに、嗚咽は出ない   乾いた笑いがでる 速く、ひよの部屋からでないと さけびそう 「たす、け、」  「うるさ…な、なのっ 「う"ぁぁぁっああああああっ!!」 「なのっ! 「うぁあっ」 「なのっ近所迷惑だからやめろっっ!」 「うっ、ぇっ、ひ、」 「聴こえなかった? 近所迷惑だからっ… うるさい」 その時、 わかった もう だめなんだ ひよは、   み て く れ な い なみだが 止まった  笑った 痛みもわかんない ひよの声もきこえない きらい めんどくさい きっとそうだ なら なら ならいっそ どこかへ 走りだした そとはあめ びしょびしょにぬれて 冷たい服がはりつくのが 今は気持ちいい 道路にでる    ひいて 殺して いっそ この顔がわからないくらいに ぐしゃぐしゃにしてよ ひいてくれない 今さら腕がどくどくいってる いたい ここは どこ わかんない 田んぼがある あそこに 踏み切りがある あれで あれで いたくない? 笑顔で走った 笑顔で 飛び込もうと した ほんとうにしんでもいいの?   そんなのしらない  ひよりなんて ひよりなんて    大き き ううん、 好き、だ   つまずいてこけた。 ほんとうは めんどくさいよ でも でも ひよりにまた優しくしてほしかった 心配してほしい 大好き 大好き    だから たすけ、て、よ そばに、いて その時、 あの日のことを思い出してしまう。             ♯ 「なの、泣いてええよ」 「気にすんな」 「っ…?だっ、てうるさっい」 「ここ、ひよしかおらんし …ひよは、別にええよ」 「それに 気づけんかった、なのへの償い」 「ひ、よっ、」 「ほら、大丈夫、大丈夫」 「っぁっ、うっ、ぁぁぁ」 「よしよし、強かったよ」 「よく、一人で 頑張ったな」 その一言で、何かの糸が切れた 涙がぶぁぁぁって          ♯ 「ひよ、り なんか、ばかだ 毎回毎回、付き合ってられないよね めんどくさいよね 邪魔かも でも、もう カンカンカンカンカンカンカンカン 無理だ、よ ありがとう …っ、ばいば 「   」 ぎゅぅっっっ 「へ、」 目の前を電車が通りすぎた ほんとに、目の前 お腹には、強く絞める手があった 恐る恐る後ろを向く 「ぁ「な、の… ずぶ濡れの、 ひよ 「ごめんな、ほんとごめん 死なんでっ、ほんっ、ごめ、な」 ぼろぼろ、涙をこぼしてた 「なんで?」 「…?」 「なん、で 止めたの…?」 こんな僕なんて、 勝手に死なせとけば良かったのに 「そりゃ、 こんなの見てて、無理」   やっと、見つけた 「良かったっ、なのっ死なんでっ ごめんな、ごめん、」 「ひよ、り…?」 「ごめん、気付かなくてごめん 「ひより、痛いの、苦しいよ 「ごめん、戻ってきて。ごめんなっ、 ひよりの髪も、服のぐしょ濡れ こけた跡もあった その後、あんまりなにを話したか覚えてない          ♯ 「痛い ひよ、たすけて 苦しい 寒い たすけ 「ごめん。 ほら、おいで。 そう言って ひよが両腕をひろげた 倒れこむように、そこにもぐった 温かくて、離したくない 泣いた ひどい顔かもしれない 「ごめんな 今回は、…わざとなんや」 「……どういうこと 「このままじゃ、 なのは ひよがいないと生きていけないやん」 「…そうだよ? 「私は ひよがいないと生きてけない 「……え 「ひよりは 僕の前から消えるの 「ぼ、く? 「きえるの 「き、きえんけど、さ、もしか「よかった 「ひよりは ずぅっと ぼくのものだよね?」 「なの、ど、したん? なの、らしくな、い」 「ずっとぼくだけ みてたらいいんだよ」 「ひよりがかまってくれないと しんじゃうよ?」 「な…、の、? 「ほら、その怯えた顔も だーいすき」 私を、こんなのにしたのは ひよのせいだよ
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