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今日の獲物をバラバラにしてゴミ袋に詰めて。
夜の公園に向かう。
満天の星の下。
大きな岩に座り、空を見るスーツ姿の男がいた。
あいつは確か。
月1、この公園で手品してる手品師だ。
バレないようにこっそり茂みに入り。
ゴミ袋にライターで火を着けて立ち去る。
灯油を元々入れておいたから、燃えは速い。
「!?え、え!も、燃えてるっ?
け、警察に電話っ!」
黒い携帯を出してあたふたしてるそいつの姿を見て、笑いながら帰った。
「山口先生、おはようございます!」
「・・あと10分」
僕を起こさないでくれ。
今、すごくいい夢を
「おーきーてー!」
はあ。
もう。
僕は頭をかきながら起きた。
「もう、また徹夜だったんですかぁ?」
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