新たなる時に

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新たなる時に

100年前。1919年。大正8年。 その時代にも、この世界を渦巻いていたのは、戦争だ。 当人たちには関係のない、見知らぬ土地のもの通しの争い。そして、それに被害を被られ、命を失ったものたちもいただろう。 昭和に入ると、様々なことがあった。 醜い戦争。我が国では、今でも語り継がれている。そして我が国は負け、長い年月を遂げた。 今では、世界有数の国として見なされる。こんなちっぽけな島国なのにもかかわらず。 経済の発展は、人の心を堕落させる。そして豊かにする。 その両立、バブル期と呼ばれる時代があった。我が国での金回りが良くなり、ものが飛ぶように売れ、そして我が国では一躍世間に、その名が轟いた。そして、それは破綻した。リーマンショック、オイルショック……様々だ。 平成の世に入ると、新たな進展があった。発展、発見とも言えよう。 オリンピックの新たなヒーローの誕生。 それから、ノーベル賞などなど。知的にも広がりを見せるが、忘れてはいけない。絶対にいまを生きるものは忘れてはいけないこと。大自然の驚異だ。 人間は、いや生物は大地と共存している。よって、何人たりとも触れてはならない神域。そして、争うことのできない見えない脅威でもあるのだ。死者は多数。大地も、水も、空も、敵でしかない。が、それ故に恵みを与え、我々にその真価を唱える。 そして今、平成は終わりを迎える。 さあ、いまを生きるものたちよ、その手を取り合い新たな世界に飛び込もう(ダイブ)しよう。 その時の名は……令和であるからな。
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