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魚屋とセックスをした数日後には彼との密会。 彼と会っても、アプローチを受けている女性といつ付き合い始めるのか。 私はホテルデートなのに、そちらは川越やら鎌倉やら連れていってる。 小さな不満がドンドン溜まって、彼と会っても前のように「なんにも考えない幸せ」はなかった。 精神的に1番おかしかった。 落ち着いて考えてみれば、私が嫉妬したり、不安になること自体馬鹿げている。 そもそも不倫なのだ。 私は離婚する気は一切なく、彼と未来どうなりたいとか考えたりはしていなかった。 彼の心をすべて知ることはできないし、私の心をすべて理解してほしいとも思わない。 彼は釘を指すように言っていた 「今後は俺としまちゃん(彼女)は進展しかしないよ。しまちゃんはあかりちゃんと同い年だから、結婚も視野にいれてる。あっという間に事が進むよ」 そんなのわかってる。 「わかってるよ。しまちゃんババァだから早く嫁にもらってやれよ」 精一杯の強がりと場をなごませる言葉だった。 彼はあかりちゃんもババァってことじゃんと笑っていた。 彼としまちゃんの進展を聞くのも嫌だし知らない間に進んでいるのも嫌だった。 じゃあどーしたらいいんだよ!!といっつも苦しかった。 この苦しさから逃れるには新しい彼氏だ!とまた出会い系で相手を探した。 本来なら主人のもとへ帰るのが筋なのかもしれない。 主人のことは好きだ。セックスもお出掛けも月に何度もしていた。 話し相手としても1番私を理解してくれる。 食べ物の好み。服の好み。 「あかりが好きそうな店見つけた」と連れていってくれる。 でも、夫婦であって「何も考えない男と女」にはなれない。 夫婦の尊さを言えた立場ではなくなってしまった。 主人を裏切り、子供を裏切り、それでも女でありたいと考えた。 そして、自問自答することも悲劇に浸る自分に酔ってる気がして開き直った。 出会い系で何となく良さそうな人を見つけた。 ヤリモクがLINEから滲み出る感じだった。
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