七夕

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 本日は物語のつくり方に因み、映画の紹介。 映画好きの本乃にとっては超掘り出し物作品「トワイライトゾーン」言わずと知れた「世にも奇妙な物語」のひな型となるオムニバス作品の一つです。もう一つの世にも不思議なアメージングストーリーも好きです。 現在でも女郎花さんの「狩野宿六」やゆき女さんの短編集、本乃の「ノマド公園」に要素は引き継がれていますね。 冒頭はワゴンの中で男二人がBGMの当てっこゲームするところから始まります。 「これ分かるかな?」 ~♪ 「あ、女体化したけどつるぺったんのオープニングだ。本乃編集長って石原さとみちゃんがしてたんだよね」 まあ、こんな具合に。 「じゃあこれは、タラララ、タラララ♪」 「トワイライトゾーンだろ」 作品は映画になる前は連続ドラマだったんです。そこからあの番組怖かったよなぁ、とテレビの話題に。で「じゃあもっと恐いもの見せてやるから車を止めろ」と助手席の男がいうので車を止めると、助手席の男がモンスターと化して襲いかかりオープニングに。 第一話は、何かと差別的な発言をするサラリーマンが酒場で友人に愚痴る話。酒場から出ると第二次大戦中のドイツにタイムスリップし何故かユダヤ人に間違われ追われてしまう。 ナチスドイツから逃げたと思えば、今度は中世ヨーロッパで黒人に間違われ、何故か処刑に。処刑から逃げたのも束の間、東南アジアのジャングルで日本人に間違われ、殺されかけて現代(といっても90年代)に帰還。 最後の最後まで時空を股にかけた因果応報を受けるという話でした。 二話は、老人ホームが舞台。90年代の老人ホームなのでシェアハウスのような建物に看護婦がいるという構想。 ひとは遊ばなくなった時から、年をとりはじめるという名言が出ます。 缶けりをすると不思議と若返るちょっぴりファンタスティックな内容です。若返ったお年寄りは子供の頃にしていた遊びをはじめますが、翌日には元のお年寄りに戻ってしまうという。 こちらはスティーブン・スピルバーグ監督がメガホンをとっているので、ほっこり/ほのぼのファンタジーに仕上がっています。
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