七夕

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 麻雀はともかく(笑)  自作品で見てみると「幼稚園の魔術士」では「紙で書いたものを召喚する」というルールでキャラクターが動いています。 全体的にはツクルモノ先生が、作中で唯一の魔法を教える側のキャラクターにしました。 唯一の成人キャラクターでもありますが。あまり召喚しないキャラクターとも言えます。 主人公のペイジくんは「一冊の白紙の本」を召喚しますが、召喚するもののかずが増える変わりに、文字数とページ数が増えて、ちゃんとした読める本に成長するキャラクターに設定。 ダークサイドのカポナくんは、物語のルールに否定的な子で、唯一「人生の裏面を生きてきた」キャラクター。幼稚園児なのでその出入り口に立たされているけれど、かれなりに夢は持っています。 密猟者という集団は、ひょっとしたら彼はこうなっていたかも知れない「悪い見本」にしています。 ペイジくんの友人、ヨッピーくんは唯一鳥を召喚。ゲタンワくんは大形、タックンは小型の動物を召喚。ハーピーイーグルはかなり獰猛なんですが、それをパートナーに出来たのはヨッピーくんが勇敢だったのもあるのかも。 本作の登場人物は幼稚園児なので、人生経験が少ないんです。 しかし、両親のどちらは何らかの仕事をしているだろうと、家庭環境に目を向けました。 ペイジくんは図書館、ヨッピーくんたち三銃士はペットショップ。リンさんは洋服屋、デンくんはレストラン。トミカは玩具屋(某玩具メーカーから命名)。ココは宝飾屋(本名はココ・A・シャネル)。ユイさんはスポーツの選手。コウさんは生花店。 ペットショップの動物は買われるまでは店員が飼育するけど、飼っているわけではない。飼いたいと思っても、お別れしなくてはならないだろうな。玩具も買ったひとでないと遊べないし、服も買ったひとでないと着れない。レストランは主に賄い料理がメインなのでメニューは客しか口に出来ない。 そんな願望が召喚魔法の原動力になっています。
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