本乃嬉書～令和元年版～

七夕

　ひな型作品の「白紙のペイジ」でも書いたように、実は人間も召喚出来ます。

友人や恋人を召喚することは可能な世界ですが、召喚した人間と友人になったり、恋人になったり、ＢＬすることは、召喚した後の努力が必要になる。

動植物もパートナーにするには、召喚した後で責任を持って面倒をみていく必要がある。

こうした作品てご都合主義に見えたりしますが、召喚魔法を使うに際しての理由とリアリティを持たせかったのもあります。

将来的には十年後の自分の人生を描いて、それを実現するひとになって欲しい。これがツクルモノ先生のメッセージです。

ペイジくんは皆さんクリエーターに近いキャラクターになったと思います。誰が買って読むかわからない本を書き続けながらも、構想や展開に悩み、友人たちの助けを借りながらも完結に持っていこうとする。その仮定で苦手な友人を味方にし、嫌いなものの恐怖と戦いながらも受けいれようとする。最終的に「ほんのせんペイジ」というペンネームの作家になることを目標にする。そういう主人公です。