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現在は「大人が作ったもので子供が遊ぶ」ことはいくらでも出来る時代です。
ファミコンから始まり、ゲームボーイ、プレイステーションも五まで出回り、スマートフォンのアプリも豊富とこと欠きません。
大人が作ったキャラクターを動かし、大人が敷いたストーリーを追いかけ、大人が作ったルールに従う。高画質、高音質、豪華声優陣多数とクオリティも年々アップ。
しかし、高い代償も支払っていることも事実ではないかと本乃は思いました。
子供たちの自発的な創造性です。
眼鏡はずっとかけていれば、視力は見ようとする力を失い、凄まじいスピードで低下します。車椅子はずっと乗ると、本当に歩けなくなってしまいます。歩けない立てないからとすぐにベッドに寝かせてしまうと、ひとはどうなるか。
何も出来なくなって死にます。
ゲームの場合、子供たちが自分で何かをクリエイトする能力を奪う危険もあります。何も考えることが出来ない。大人に頼らなければ何も出来ない人間になってしまうかも知れません。そんな時代が本当に安全だと言えるのか疑問ですが。
大人は子供が自発的にしたいことをサポートするためにいるんだと思います。
そうした目的で、玩具にお金を出すのは経済的支援であり、物理的支援。頑張れと言ったり誉めたりするのは精神的支援だと本乃は思います。
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