令和元年

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 物語を作る力がつく技術を紹介します。  作中作を作ること。作中作って何かというとジブリの『耳を澄ませば』で月島雫が書いた『バロンがくれた物語』が、作中作にあたります。 登場人物が一から作品をつくるプロセスで作品の中に登場していますが、一般的な作中作と違うものになっています。 既に作品の中で出版されている作中作は『ファンタステックビーストと魔法使いの旅』が当てはまります。ハリーポッターの世界の登場人物が創作した本ですね。 前者は『猫の恩返し』という作品で映像化されていますが、大人になった月島雫が創作した本という話もあります。月島雫が住んでいる地域は、以前は多摩丘陵という場所で、ニュータウンとして開発されていて、コンビニがあった場所はまだ工事中でした『平成貍合戦ぽんぽこ』の後の時代の世界ということになります。 閑話休題しましたが、作中作は砕いて説明すると『全く違う話を同時進行で書いて完結させる』ということです。それの一番ハードルの高い話がアニメにもなった『舟を編む』という作品です。ジャンプ漫画でいうと『バクマン』や『ジョジョの奇妙な冒険』の『ピンクダークの少年』がわかりやすいかもしれません。 いきなり、長編の主人公が長編小説作るぞという話を書くと、本乃もバテてしまいますので、まずは短い話の中で短い話を作ってみることからお勧めします。 登場人物が日記つけたり、手紙かいたりするという話から慣れていったら、次は短編にしてみると、最後には長編を書く時に役に立つと思います。 一作品でこれが出来たら、自信がついてきます。
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