第二話

3/20
前へ
/68ページ
次へ
「うーん」 短髪の女子も、現夢を勧める。 「絶対見た方がいいよ! わたしなんていい夢を見るために、枕元に好きな物とか置いているし」 「ああ。寝る前に見たものが夢に出やすいって、ネットであったね」 「そうそう。彩華も試してみようよ」 「そうだね。うん。やってみても、いいかも」 女子は好きそうだよな、そういうの。 「やった。現夢で見た夢、明日報告し合おうね」 「明日? え、現夢って、今日なの?」 「そうだよ。ああ、好きな人が夢に出てこないかなー」 「フラれる夢だったりして」 と、長髪の女子が笑う。 「いいもん。フラれるということは、付き合った事実があるということになるのだから!」
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加