え、なんで。

6/6
前へ
/7ページ
次へ
「あーうまい。このお茶うまいねぇ、拓海淹れ方上達してんじゃん。」 「お、まじで?俺の方ちょい薄いかも。ハルトのひと口ちょーだい♡」 「ん。」 「やー!だめ!ちょっとどさくさに紛れて間接ちゅーしようとしないでよぉ!」 「はー?かずきに関係ないじゃん。邪魔すんなって。」 「だめなの!かんけーなくない!」 「なんで。」 「うー、っなんでも!とにかくダメ!」 「うるせぇな…あ、そこのまんじゅう取って」 「「はい!!!」」 「2つもいらん」 「おい。そこ、うっせーぞ。はると、こっちのまんじゅうのが美味いぞ。」 「…会長さん。苗字で呼んでください。友達じゃないと許可してないんで。」 「お前の苗字忘れた。」 「吉川。」 「呼ばねーけど。」 「なんで。」 「吉川君。」 「あ、はい。なんすか」 「こちらの紅茶も美味しいですよ。」 「へー、俺日本茶が、多いからなぁ…。多分味の違いとか大雑把にしかわかんないっすよ?」 「大丈夫ですよ。少しずつ分かるようになってくれれば。」 「それなら飲んでみたいです。」 「ふふっ、じゃあ入れてきますね。」 「…はると。」 「あ、書記さん」 「ん。」 「ん?」 「ん。」 「…食べろと?」 「ん。」 「じゃあ…あー」 「「だめ!!」」 「おい、なんでそいつのは食べるんだ。」 「え、だって目の前にあるから…」 「なら目の前に持ってきゃ食うのか。」 「やですけど。」 「なぜだ…!」 「おい、はると、お茶冷めるよ。」 「あ、ごめん」 「ねぇ~、はるちゃぁん…なんでそんなにみんなと仲良くなってんのぉ…」 「は?お前が教室とか危ねーからって生徒会室に連れてきたから、何となく話すよーになっただけだろ。」 「だからってぇ…」 「なにお前、俺がみんなと仲良くなったらダメな理由あんの。」 「それはぁ、うあーーーぅ、」 「なんだよおまえ…」 「かずき、お前じゃ一生無理だね。」 「ヘタレが。俺がお前とポジ変わってやる。」 「会長だと馬鹿が移りますから僕が」 「…負け犬。」 「ひどいよぉおおお!うわーーーんはるちゃぁん!!」 「あー?よしよし。泣くな負け犬。」 「やだーーーっ!」 (かわいーやつめ。) おわり
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

80人が本棚に入れています
本棚に追加