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一瞬にして目の前がチカチカした。
「やっ!嫌、嫌ぁぁぁぁ!」
「ふっ…ん」
いつものような優しい武流くんに戻った──そう安堵した気持ちはあっという間に散り散りになった。
「痛い!痛いよぉ、武流くんっ」
「ん…初めては…っ、痛いよね」
「ひぃっ!」
再開された行為は容易く止めてもらえなかった。容赦なく狭い私の中を武流くんの熱がグッグッと進んで行く。
「ちぃ…ちぃ」
「んっ!ん、んんっ」
激痛が走る中、武流くんは私にキスしながらガンガンと腰を進めていた。
(痛い、痛いよ……壊れちゃうっ!)
満足に声に出せない叫びを心の中で何度も唱えた。
「…っ…ん」
涙でぼやける視界に武流くんの苦痛に満ちた表情があった。そして──気が付く。
(武流…くん…泣いている?)
苦悶の表情の武流くんは目をギュッと瞑り、その端から汗とは違うものが流れていた。
(なんで…なんで武流くんが泣いているの?)
泣いているのは私だ。好きでもない人から酷い行為を攻め受けている私こそが泣いていい。
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