1人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
―一方、蓮たち―
蓮たちは新太が03と戦っている中、グロウリィーと戦っていた。
二度の大規模なチャージ攻撃を受け、蓮以外の二人は満身創痍に近かった。
「ちっ…こうなりゃ俺一人だけでもやったらぁぁぁ!」
蓮は槍杖を構えて勢い任せで飛び出した。
グロウリィーはそれを倒さんと魔力によるレーザー攻撃を仕掛けようとした。
「来たよ、蓮!」
半ばなげやりになっていた蓮だったが、新太の言葉を受け、何とか正気に戻り、ゼロ距離な魔力によるレーザー攻撃をかわしてみせた。
「ヒーローは遅れてやってくるってクチかぁ!」
「あったり前じゃん!オレたち二人でクレイジーボーイなんだからさ。」
「へっ…俺よりクレイジーさが欠けてるような奴に言われたくはねぇぞ!」
「…蓮が本調子になった!」
「Four Animals、全員集合だね!」
「みんな…一気に押しきるぞ!」
「「「おーっ!」」」
二菜は腰のホルスターから銃を取り出し、走りながら乱射してグロウリィーのローブを少しずつ凍らせた。
『ムムゥ…!?』
ローブが凍って浮遊していられなくなったグロウリィーはやがて地上に落ちてきた。
「地上はこっちのモンだぜゴラァ!」
「ちょっと四野くん!二人で仕掛けようよ!」
「好きにしろぉ!」
二菜は三樹と蓮が近づくギリギリまで銃を乱射してグロウリィーの動きを制限した。
「「うおおおおっ!」」
三樹と蓮はほぼ同時にグロウリィーに攻撃して、大ダメージを与えた。小型メイスと碇型の剣杖が同時に振り下ろされたこともあり、グロウリィーは大きく吹っ飛んだ。
「ぶちかませやぁ、新太ぁぁぁ!」
「これで…トドメだぁぁ!」
よろよろ起き上がったグロウリィーの頭上から新太の大剣が勢いよく振り下ろされた。
次の瞬間、グロウリィーはHゲージが全てゼロになったため、花火のように四散した。
~予告~
Four Animals豆知識!蓮の好物はチョコブラウニー!自分でつくって食べるくらいなんだ!
おい新太、次そういうことを言いふらしてみろ…お前の首もらうぞ。
わぁぁぁぁ!ごめん(×10)!
次回〈決着のデッドゾーン!〉
最初のコメントを投稿しよう!