11 決着のデッドゾーン!

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「そんなもん使って…何する気だよ!」 『フフ…見せてやるぜぇ…オレのぉ!デッド…ヒィィィトォォォォォ!』 〈Race,Loading〉 『グォォォォォォォォォォォ!!!!!』 「おわっ、何だ?」 03は自分の体にレイドメモリを挿入し、黄色いエネルギーを放出して周りを破壊しながらその姿をゆっくりと変化させた。 その姿は確かに人型を残しているが、手と踵に360°回るホイールが付いた例えるなら〈バイクを人型に変形させた〉ような見た目だった。顔はフルフェイスでレースヘルメットのような形をしていた。 03は真の姿…〈レイドフォーム〉に移行したのだった。 「レイドボス化するなんて…そんなのありかよ。」 『一ノ瀬新太…目にもの見せてやるゥッ!』 レイドボスと化した03のスピードははっきり言って新太にも追い付けないほどだった他、早くなったことで腕全体に大きなしなりをきかせ、重い一撃を叩き込めるようになっていた。 で、新太はその03からの一撃を受けて、剣ごと一気にフィールドのバリアにぶっ飛ばされてしまった。 バリアによる電撃ダメージもあり、新太は今度こそ起き上がれなくなってしまった。 しかし新太は体に無理を言わせて起き上がり、片手剣にコートを纏わせ、大剣に変化させた。 『諦めの悪い奴めがぁぁぁ!』 「それはどっちのセリフなのか…この一撃で決めようぜ、03!」 「『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」』 黄色と緑の斬光が煌めいた。最後まで立っていたのは…新太の方だった。 しかし、勝負が決まったことによる安心感で新太も倒れ込んでしまった。 ~予告~ 第一章、ついに完結!新太の目の前に現れた漆黒の処刑人・ザーク。 果たして、その正体とは…そして、その先で新太たちを待つ運命は…? 次回第一章最終回〈Masterの仮面の下〉
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