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「オレらの好きな生き物をあげてみようぜ?」
「俺はカラスかな…あの黒くてずる賢い感じがマジ尊敬もんだわ。」
「私はライオン!すごく獰猛でだけどあのたてがみのふわってした感じがいいと思うの!」
「私は豹…獲物を狙ってるときの鋭い目が好き…たまらない。」
「じゃ、最後はオレか…オレは…馬かな?どこでも縦横無尽に走り回るあの感じ!」
『…みんな動物だね!目付きの悪いお兄さんだけ鳥さんだ。』
少女の言葉は意外と蓮に大ダメージを与えたようで、蓮は膝から崩れ落ち、ズーンという表現が似合うような感じになった。
「でもさ、オレたち好きな生き物全員動物だったわけだし…〈Four Animals〉ってチーム名どうかな?」
「一ノ瀬くん意外とセンスあるじゃん!」
「いいと思う…」
「新太が言うんじゃしょうがねぇな!」
マジか…オレにこんな才能があったって言うのか?
「よぉし、今日から私たちはチームだね!」
「三樹…申請しないと。」
「それは放課後でも間に合うんだろ、今日はクレペリン検査やるらしいから戻らねぇとお前らまで悪ガキ扱いされるぞ。」
「「それは嫌!」」
こうして四人は再びライブギアのスイッチを切り、足早に教室に帰った。
―一方、研究室跡―
「フフフ…ついにできた。私専用のライブギアがなぁ!」
『張りだね、マスター。自分自身がゲームプレイヤーとしてあの世界に干渉するなんて。』
「01、キミばかりにゲームの監視はさせられないんだ。だからこその私だ。」
『へぇ…で、03はどうするの?いつまでも寝かせるわけには行かないでしょ?』
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