51人が本棚に入れています
本棚に追加
/491ページ
この日はあいにくの雨だったが、春香はいつものように学校へと向かった。
春香はButterfly≠Knifeのファンクラブに加入をし、Tasukuにファンレターを書いた。
屋上の踊り場で、皆でガールズトークをしながらkazuhiのミニアルバム・Tokyo Survival Gameを流していた。
夏美が「そういえば、プロデューサーがSTAR DUSTのKaiさんなんですねぇ♪」と微笑みながら言うと、緑茶のペットボトルを飲んだ。
春香が「えっ?!あぁっ!本当だぁ!!」と言うと「浅見海って、他にもアイドルのLovely SmileやBLUE BOYSをプロデュースしたりしてるよね!凄いね!!」と言いながら、美冬が驚いていた。
「そういえば美冬ちゃん、何となくだけれど二重あごがなくなった?」と言いながら春香が美冬の顔を覗き込んだ。
「そうかなぁ?最近お菓子をヤメて、ウォーキングを始めたんだ♪それと春香が貸してくれた曲をプレイヤーに入れたから、それを聴きながらウォーキングをしているから楽しくなってきたよ♪春香、ありがとう♡」と言い、アルバムを返した。
チャイムが鳴り、皆は体育の授業へと向かった。
体育館へ行くと、照夜が「お前ら、遅いぞー。」と言い、春香の頭を軽く叩いた。
春香と目が合うと、二人はクスッと笑った。
基本、照夜の体育の授業はやる気がないのか好き勝手にさせていた。
すると「先生ぇ♡」と言いながら、千晴が照夜に近付いた。
照夜が黙っていると「今度の日曜日に、ちぃのファッションショーがあるから来て欲しいの〜♡」と言いながら、腕を組んで胸を押し付けた。
その日は春香と約束をしていた日だったから、春香はドキドキしながら照夜を見つめていると「女と出かけるから、断る。」と言い、手を振り払って千晴を睨んだ。
春香が胸を撫で下ろしていると「大丈夫ですわよ。」と言いながら夏美が優しく微笑むと、春香の背中をそっと撫でた。
「夏美ちゃん、いつもありがとうね…」と言うと「いいえ。春香さんの喜ぶ顔が私の喜びですわ♡」と言い、春香と一緒に片付けていた。
千晴が親指の爪を噛みながら、去っていった。
それを見た美冬が「またサボってるし…そういうトコも、塩田先生は見てまっせ〜?」と言うと、クラスメイト全員大爆笑をした。
更衣室で着替えていると「さっき塩田先生が女がいるって言っていたけれど、やっぱ彼女がいたんだね!」とクラスメイトが盛り上がっていた。
春香はドキドキしながら制服に着替え、教室へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!