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味覚
「美味しいよ」
炊き込みご飯を口にした彼が笑顔で言った。
「栄養にはならないけど」
そう言って箸を置く。
「味は感じない」
魚の煮付けを食べた無表情の彼が申し訳なさそうに言った。
「でも栄養は取れる」
ありがとうと顔を歪めて笑っていた。
「獣の死体の臭いがする。腐りかけの植物の味だ」
肉と野菜の天ぷらを食べた彼が顔を歪める。
「必要としてないんだよ」
今にも吐き出しそうな顔で彼が言った。
人間は誰だ
二番目と三番目の話を詳しく書きたい
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