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プロローグ
「あなたの瞳は美しい...」
窓もないコンクリートが打ちっぱなしの部屋に、可憐な少女が1人。
部屋の中には、40Wほどの裸電球がぶらさがる。
鏡の中を覗き込みながら、自分自身に語りかける少女。
虚ろな瞳。儚げな雰囲気。
彼女の全てが、この場を奇妙なものにしていた。
そのとき、鉄製のドアがひらき、明るい光が差し込んだ。
刹那、倒れる彼女。
だが、ドアの向こうには誰もいなかった...
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