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島の神社の巫女、島本麻美がお祓いに来たが、
流石に人が殺されている事実に、祥子と櫂もショックを受ける。
呆然としていると、ふと視界にうずくまる影が見えた。
「あっ!吉井さん!?」
「うぅ…気分悪いよ…」
吉井蘭子も野次馬に来ていたのだが、平和な島で突然起きた惨劇に、祥子と櫂以上に衝撃を受けて腰を抜かしたのだ。
「大丈夫?歩ける?」
祥子と櫂はラグビーのスクラムの様に、蘭子を挟んで肩組みして立たせる。
酔っ払いの介抱の様に、蘭子を取り敢えず櫂の修理工場に運ぶ。蘭子も修理が必要だ。
「ううーん…」
修理工場は櫂の自宅も兼ねているので、そのまま敷居を上がった。
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