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ただ巨大な怪物と思っていた、ザムラの意外な技巧に、一同は唖然としてしまった…
割れた砲弾による二ヶ所の爆煙が上がる…
その隙を突く様に、ザムラは一気に突っ込んで来る!
「うわっ!?やばい!!」
「ここは一旦引くよ!」
オイ車を後退させると、キャタピラの跡を描きながら、間を開けようとする。
だがザムラは巨体ながら走って、間合いを詰めようと迫る!
「ひっ!?結構足速い!?」
「に!逃げなきゃ!」
しかし退避先に民家が有るのが見えた。
「あぁ!?でもこの先はまずいよ…あそこは私たちの家が有るよ!家族や近所の人達が沢山居るし、みんなザムラにやられちゃうよ!!」
「そんな!そんなの嫌!でも…でも…恐いよ…」
ザムラへの恐怖で、自分がどうしたら良いか分からなくなる櫂と蘭子。麻美も神の祟りを見て震えている。
だが祥子は目を閉じ、落ち着いて口を開いた。
「同じだ…同じなんだ…」
「何が!?」
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