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僕、なんて返したらいいんでしょうか?
「そうしたら七草さん、目を輝かせて、
『じゃあ、つきあっている子なんていませんね』
『100%いません。日下部君を過大評価しないでください。カレの将来のためになりません』
『それじゃあ、わたしがね。おつきあいしたいってお願いしたら聞いてくださるかしら』
わたしね。目が点になった。
君なんか選んだのも驚いた。
もしかしたら、お年だってことも関係あるのかなあ」
なにかすごくひどいことを・・・
僕だけならいいけども七草さんまで・・・
言われてるって思うんだ・・・
「だって七草さんね」
高城寺さんったら言葉を切る。
ゆっくりと左右を見回す。
それからすっごく深刻な表情になって・・・
声ひそめて・・・
僕に教えてくれた。
「100歳なの」
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