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チリンチリンチリーンと鈴の音が鳴り響くドアを開けると、カウンターの中に40代半ばの派手派手な女性がいた。
「あ〜ら、オヤマダちゃん、久しぶり〜」
長いまつ毛に、茶色の巻き髪と、キラキラのアクセサリー。
少し派手すぎる印象はあるが、夜の商売をする女性にとっては、これが普通なのかもしれない。
この人がママで、このお店を1人で切り盛りしてるらしかった。
年齢は離れてるが、エキゾチックなママの顔立ちに、ホリの胸が高鳴ったのだった。
(恋の予感?)
「あっ、こちらの方は、はじめましてですね、わたしイルカと申します〜、イルカちゃんって呼んでくださいね、よろしくお願いします〜」
「あっ、どうもホリです」
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