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プロローグ
ミェレラス山脈のあるフィンドという所にゲーテルとサミットというラスカンの仲間がいた。
ラスカンは数々の魔法を使い、ドラゴン、竜、ペガサス、ユニコーン、そして種族不明のエストルングスという生き物や他の生き物も多く殺した。
しかし、エストルングスの卵石はエストルングスの魔法により守られた。
ラスカンは世界一の魔法使いだった。
だがそんなラスカンからエストルングスの親に当たるマファルトステーンターンは逃げた。
マファルトステーンターンは『大きな獣』と呼ばれ、その彼の姿を見たものはまだ誰もいない。
ラスカンは魔法を駆使してマファルトステーンターン(大きな獣)を追ったが速さでは負けていた。
マファルトステーンターンは魔法が使えない。
何故なら他の生き物などが魔法を使う時に必要な『ファメル』を潰してしまっているからである。
しかし、彼は新しい真の魔法使いの友となり、その相手の力を増させることが出来る。
彼はエストルングスの卵を運んだ。
彼はまだ若いが、フェラスの国まで走ると20時間程かかる。
彼は走った。ずっとずっと走った。
でも彼は疲れはて、自分がどこにいるのかもわからなくなり、その岩の上で一休みすることにした。
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