鬼女降臨

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まずは現状把握。これをしなきゃ生きたくても生きられない。 桃香「そういえば、さっきの人達…すごく古臭い鎧っていうか着物着てたなぁ…」 今分かることがあるとすれば、ここは異世界ではなくしっかりとした人間世界。 でも、私の居た人間世界よりも遥かに時間を遡った世界だと推測できる。 でも、それって… 桃香「絶対戦争してる時代ってことじゃん…。普通の人として生きたいのに…むしろ生きられるかな…?」 母や自分が望んだ『人として』の生活が、この世界で本当に実現できるのだろうか? 桃香「……いや、多分大丈夫!とにかく、しばらく生活する場所の確保をしないと」 人里に降りるか?でも衣服自体がもうすでに怪しいしな… 何より私のあの姿を見た人達が、私のことを言いふらしてる可能性もあるし… 桃香「あぁ、あの人達に見つかる前に目が覚めてたらなぁ…。鬼の状態じゃなきゃあの場所を通れなかったのも痛かったな…」 やっぱり人に見られちゃいけないもんだしね… 桃香「うー、考えても仕方ない。とにかく今は人目を避けて生活するか…」 これじゃこの世界に逃げてきた意味無い気がするけど…鬼に追われないだけマシかな。
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