バカも~ん!

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「あと1日か。終わるかな」  正直不安だった。だけど、終わらせるしかない。  夢中で取りかかった。 「なるべく休憩はしないぞ」 「疲れた。少し休もう」  昼を回っていた。お腹も空いてきた。 「差し入れだぞ」  編集長が差し入れを持ってきてくれた。 「あとどれくらいだ?」 「半分です」 「見せてみろ」  編集長に原稿を渡す。 「前よりは良くなったな。続けろ」 「はい」  一心不乱に書き直す。  夕方になり、一呼吸入れる。 「どうだ、終わりそうか?」 「もう少しです」 「見せてみろ」  編集長に渡す。 「良くできてるな。続きは明日で良いぞ」 「はい」  こうして、一日が終わった。
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