夏休み

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返信し終えると、休憩室に南さんが入ってきた。南さんもやっと休憩がとれるらしい。 「お疲れ様です。パスタ美味しかったです。ご馳走さまでした」 本当に美味しかった。海老とかごろごろ入ってたし。俺は笑顔で南さんにお礼を言った。 「そっか。旨かったか」 南さんはそう言うと俺の頭をポンポン撫でて、自分も席についてパスタを食べ始めた。 たまにこうやって頭を撫でられることがあるけど、俺が子どもっぽいからなんだろうな。 せめてもうちょい身長があれば、子ども扱いされずに済むのに。 「例のイケメン君。最近来ないね」 「え…………?」 子ども扱いされないためにどうしたらいいんだろうなんて考えていたら、急に南さんに話しかけられてビックリしてしまった。 「あ、なんか家のお仕事の手伝いで忙しいみたいです」 「ふーん。そうなんだ」 厨房の南さんにも蒼太の存在が知られてたのか。西沢さんが毎回キャーキャー騒いでいるからに違いない。
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